玄鳥至る。雷乃ち声を発し、始めて電す。
春分は春の九十日間を二等分する日で、二十四節気の四番目である。
春分の日、太陽が赤道を直射し、昼夜が均等して寒暑が均衡する。
春になると体がだるく、眠くなりがちだ。こうした春の眠たさやだるさを解消するには、
ゆっくり散歩するのがよい。春光をめでながらおいしい空気を吸って、
春陽が芽生える自然の成り行きに順応する。
春分導引式では手の陽明大腸経を伸ばす。
手の陽明大腸経は人差し指から腕の外側を通って肩へ行き、
そこから更に首筋、鼻の横、そして額を通って向こう側の顎まで連絡する経絡である。
まず、息を吸いながら両手を体の前へ伸ばす。その際は人差し指を目一杯伸ばそう。
同時に首を後ろにそらして上を見る。これで手の陽明大腸経を引っ張ることができる。
そして、息を吐きながら両手をおろし、首も前へ戻す。
自分の状況に合わせて左右交代に繰り返す。
春分の頃の飲食は、陰陽の均衡に従ってバランスのいい食事をとり、
体の働きの協調と安定を保つようにする。
ぼたもち
タケノコ
ミツバ