新暦で7月23日ころ。
一年でもっとも暑い時期で、夏の最後の節気です。真夏日や熱帯夜が続くのもこのころです。
7月の終わりには各地で花火大会が催されます。花火のお祭りに浴衣なんぞいいですね。
「夏の風物詩」という言葉は花火と浴衣のためにあるようなもんですね。あ、あと金魚すくいも…
この時期は、暑さが最も厳しくなって、雷や暴風雨が頻発し、雨量も豊富である。
反面、長い夏は冬よりも持病を抑えられ、冬に生まれた疾を治療する良い時節である。
お灸をすることで、速体内の寒湿を素早く追い払い、人体の元気を補うことができるので、
虚寒性体質の人にはいい季節です。
大暑の引導式では主に手の太陰肺経を伸ばします。手の太陰肺経は小暑の時と同じですね。
息を吸いながら胸郭を内側に収め、両手はしっかり握って腕を内側に回して下に押し、
頭を回し、下顎は片方の肩関節に寄りかかるようにして姿勢を保持します。
こうやって、手の太陰肺経をねじりながら伸ばします。
そして、息をゆっくり吐きながら胸郭を伸ばし、体を正面に戻す。
自分の状況に合わせて左右交互に繰り返す。
熱中症を予防するため、屋外での運動時間を減らすよう気をつけ、散歩は朝か夕方がいいでしょう。
そして、散歩しながら自分のことを思うのもいいでしょう。
易の極意に「自分も変わる、相手も変わる、まわりも変わる」という考え方があります。
そんなことを思いながら、自分とは何かとか自分の本当にやりたいことは何だったか、
なんてことを考えるのもいいですね。
豆腐は一年を通じていいのですが、この時期は格別です。
うつ予防、ストレスや更年期障害の改善など毎日冷奴もいいですね。
人参、枝豆なんかもこの時期の食べ物です。
そうめん、冷や汁、トマト、なす、スイカ。さんまなんかもそろそろ出てきて、
季節が夏から秋を経て冬へ変わっていくのを楽しむ季節です。