新暦で10月23日ころ。
霜降は秋の最後の節季で、霜が降り始めるころです。
秋が冬へ変わる節季で陽気が体内に収まり精気が留まります。
なので、飲食では適当に陰を補い、脾臓を健康にして胃を養い、
冬に向けて活力を蓄えることが必要です。 霜降の節季は昼夜の温度差が大きい時期です。
昼間は屋外で日光を浴びて四肢を温め、体の血気を循環させるようにしましょう。
この時期は、くよくよと悩むことの多い季節ですが、
「気分転換」がこの季節の最大のテーマです。
「気分転換」は体を動かすことです。軽い体操や歌を歌うことも有効です。
ポジティブに考える、とよく言いますが、
これって結局自然の流れに任せるってことじゃないですかね。
また、風邪を引きやすい季節になります。手首と足首の冷えに注意しましょう。
このことだけでも相当の風邪対策になりますよ。
黄色のものがいいでしょう。かぼちゃやにんじん、じゃがいもなんかはいいですね。
さつまいもや春菊をいいようです。なんと言っても鍋です。
いろんな鍋を考案して食べるのも楽しいですね。
それから、この時期にはとくによく噛んで唾液を出すことをお勧めします。
脳を活性化し体の浄化を促進することになります。
霜降の導引式では主に足の太陽経筋を伸ばします。
足の太陽経筋は足の小指から始まり、くるぶしから足の後ろへ上り、
臀部を通じて背を挟みつつ項部から頭へ上った後、額から下って鼻に終わります。
息を吐く時は両手を腰の後ろに下ろし、足の後ろを沿わせながら腰をかがめるようにしましょう。
息を吸う時は背中を反らせて立ち上がり、両手を上げます。
これによって足の太陽経筋を伸ばして引っ張ることになります。
自分の状況にあわせて数回繰り返します。